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主宰鼎談③ 作品に対する思い等
4.作品に対する思い等 栗茂:その他、この作品の好きなところみたいなのを言っていきましょう。 白江:いっぱいあるな。いいところが。 栗茂:簡単なところで言うと、 SFと人間ドラマがちゃんと混ざってると言うか。感情がちゃんと描かれているSFというか。 綿貫:めっちゃわかる。別世界だけど、難しい単語とか、そういうのはなく、そのまま会話劇として聞いて楽しめて、日常に戻った時に考えさせてくれるものがあるというか、本当に物語として、素直に楽しんだ後にふと、なんか心に残ってくる感じが私はすごく好きです。 白江:最初を読んで面白いなと思ったのは、宇宙人のイメージって、こう牛がこうワーって上がっていく(笑)ような派手な侵略がイメージにあって、でもこの侵略があまりにもそれから離れて異質すぎて。そもそも、" XX(ネタバレなので伏字) "を奪うということが侵略であるということが、妙にリアルに感じられて、それがすごいなあと思いました。 あと、戯曲を読み終えて思ったのは、人間以外の生き物からしたら人間って変な生き物に思われるんだろうなってこと。普段自分たちが信じてるもの
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11月12日読了時間: 3分


主宰鼎談② 上演する意義
3.上演する意義 栗茂:この作品は、初演が20年前になるようなのですが(驚)、今上演する意義みたいなものは何かありますか。 白江:私は、上演する意義、っていうのはどうなんだろうって思っちゃうタイプではあったんですけど、正直今までは、上演する意義とかを意識しないでやってきたけど、自分の中で意識をできるいいきっかけになった作品だなと思っています。 今回アーツカウンシル東京さんの助成金を申請し、また旗揚げの時よりも規模を大きくしてやろうって言う時に、改めて自分の中で表現するときにどうするんだろうかと考えて。この、日本だけじゃなく色々な国で上演されている散歩する侵略者という素晴らしい戯曲で、もし自分だったらどう書いただろうかとか、今の世界とか時代とか現在地点の自分だったらどうするかなっていうのをすごく考えながらやることができていて、自分がなぜこれをやるのかということに割と向き合えている作品になってます。 栗茂:やっぱり、美月さんの純粋な思いを叶えるための上演、っていうのもあるかなと。 白江:それそれ。それ、大きいと思うんです。対外的な意義と、我々にとって
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11月7日読了時間: 4分
主宰鼎談① 作品を選んだ経緯
1.作品を選んだ理由 白江:最初は作品を選んだ理由から! 栗茂:それはもう。 白江:美月さん。 栗茂:美月さん。 綿貫:はい。私がやりたかったからという笑 もう、シンプルに言えばそれだけなんですけれども。 栗茂:あれ、ちゃんと使いましょうよ。言葉。 バケットリストってやつを。 綿貫:あ、そうですね。バケットリストですね。前の劇でも出てきた言葉。 死ぬまでにやりたいことリストって意味なんですけど。 なんか死ぬまでにやりたいことを、ふと考えた時に。 この劇をやらずに終わるのは嫌だなと思って。 怖いと、思ったんですよね。なんでだろう。 白江:なんでですか?それは。 栗茂:確かに。 綿貫:『散歩する侵略者』は、私が演劇をやっていくっていう上でずっと憧れであった作品なんです。 最近、私って演劇して何をやっていきたいのかなとか考えてて。 演劇やるのは楽しいですけど、やっぱり人に見てもらってナンボのものだと思うので。 お客様に何を観てもらいたいんだろうって思った時に、この作品すごく面白いんだよって、私が思ってるものを見せてみたい、何か受け取ってもらえたらいいな
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10月30日読了時間: 7分
団体紹介① 結成経緯と作品について
こんにちは、踊場海月の綿貫です。 サイトに遊びに来てくださってありがとうございます! 記念すべき最初の記事は、団体結成の経緯について、 そして次回公演の「散歩する侵略者」についてお話したいなと思います。 踊場海月 結成の経緯 始まりは本読みの会でした。...
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10月8日読了時間: 3分
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